あなたのまわりにも「本当?」が口癖になっている人がいませんか?
相手が「本当?」を連発すると、
「私、嘘なんかついてないんだけど???」って思いますよね!
でも、「本当?」が口癖の人は、別にあなたのことを疑っているわけではありません。
「本当?」という口癖の背景には、知識が不足していたり、自分に自信がない、そもそも人の話を聞いていない、など様々な原因があるのです。
そんな「本当?」が口癖の人の性格や心理は、どうなっているのでしょうか?
「本当?」が口癖の人は、疑い深いわけではない
「本当?」が口癖の人は、疑い深い人なんですよね?
わざわざ「本当?」と確認するぐらいですから、こちらが嘘をついていると疑っているのでは?
あなたがそう考えるのも無理はありません。
でも、それは違う場合がほとんどです。
本当に相手の言うことが信用できない時、人は黙り込みます。
「一体この人は、何を根拠にこんなデタラメを言っているのだろう」
頭の中でこんなことを呟きながらも、言葉にはしません。
一刻も早く話を終わりたい、と考えるのです。
「本当?」という口癖の裏には、もっと複雑な心理があります。
では、「本当?」の裏にはどんな心理が隠されているのでしょうか。
話し手の心理
「本当?」と言う話し手には、おもに4つの心理が隠されているのです。
知識が足りない
「本当?」が口癖の人は、相手の話す内容について知識が足ない場合があります。
この時、話し手は「本当?」と言いながら、相手の話をしっかり聞いています。
その上で理解できないところを質問しようと思うのですが、「分からないところが分からない」状態となっていて、何を聞いていいのか分かりません。
このため、知識不足の人はしばしば「本当に?」と言ってしまいます。
そんな相手に対しては、「分かりにくいところがあった?」などとあなたから質問を投げかけてあげるといいでしょう!
自信がない
「本当?」が口癖の人は、自分に自信がない場合があります。
この場面でも、口癖の話し手は相手の話をしっかり聞いています。
ところが、理解できないところを質問しようと思っても、
「こんなことを聞いたら、相手が気を悪くするかもしれない」
「自分がバカだと思われるかもしれない」
そんなことを考えてしまい、つい「本当に?」と言ってしまいます。
そんな口癖の人に対して、あなたから質問を投げかけても答えはなかなか返ってきません。
そんな時は、口癖の話し手が疑問に感じていそうなことを、あなたが先回りしてキャッチしてあげましょう。
そうすることで、口癖の回数は減っていくでしょう。
話を聞いていない
「本当?」をあまりに連発する人は、相手の話を聞いていないのかもしれません。
「へえ」「ふーん」という相づちの代わりに「本当?」を使っているのです。
こんな口癖の話し手は、相手を軽く見ているわけではありません。
でも、相手によっては「疑われている」「信じてもらえてない」と受け取られる可能性があります。
また、「この人は疑い深い人だ」と勘違いされることもあります。
相づち代わりの「本当?」については、そのままスルーしてしまいましょう!
相手を立てている
「本当ですか?」には、相手に対する敬意が込められている場合があります。
山本課長と鈴木さんの会話です。
僕も君ぐらいの年齢の時は毎日午前1時頃まで残業していたよ。
それって、本当ですか!?
鈴木さんの「本当ですか?」は、相手への敬意をアピールしています。
その後に、「へえー」「そうなんですか?」などが続きます。
そんなに働いていたなんて、山本課長、尊敬します!
心からそう思っているのかは分かりませんが、相手を立てるための「本当ですか?」は、話をよく聞いていることも相手に伝わります。
言われた相手も、嫌な気はしないものです。
まとめ
「本当?」という口癖の特徴について解説しました。
人の心理を100%正確に読み取ることはできませんが、「本当?」に続く言葉しだいで、上のどのパターンにあてはまるのか推測できます。
それでも、「本当?」という口癖は、相手によっては疑われていると感じ、イライラしてしまいますよね。
相手の口癖をやめさせるのは大変ですが、あなた自身が使いすぎないよう注意しておきましょう!