「正直」が口癖の人は、重要度アピール、本当は言いたくないアピール

あなたのまわりに「正直、○○」が口癖の人いませんか?

正直思うんだけど、今回のプロジェクトは失敗だったんじゃないか?

正直さあ、君の考え方はネガティブ過ぎると思うよ。

そんな「正直」が口癖の人性格や心理、どうなっているのでしょうか。

「正直」という口癖に隠されたものとは

「正直」という口癖は、話し手が自分の意見や感想を述べる際に、率直で遠慮がないことを強調するために使われます。

では「正直」が口癖ということは、その人は普段嘘をついているのでしょうか?

そんなことはありません。

「正直」という言葉の中には、人間関係をスムーズにする鍵が隠されています。

「正直」を使う人の心理

「正直」が口癖の人には、おもに二つの心理があります。

重要なことを話す、というアピール

会議中、課長が話し始めました。

課長
課長

正直思うんだけど、今回のプロジェクトは失敗だったんじゃないか?

話し手から「正直、」という言葉が出ると、話し手の本音が聞ける場面だと思い、相手が注目します。

話し手にとって「正直」という言葉は、これから重要なことを言うからしっかり聞いてほしい、というアピールなのです。

本当は言いたくないけれど、というアピール

相手にとってネガティブなことを話す時、話し手は冒頭に「正直、」と言います。

会議中、田中さんの発言に対して、鈴木係長が意見します。

田中さん
田中さん

本当にそんなやり方で上手くいくんでしょうか。。。

鈴木係長
鈴木係長

正直さあ、君の考え方はネガティブ過ぎると思うよ。

鈴木係長は、本当は自分だって言いたくない、それでも仕方なく言っている、というアピールをしています。

誰だって人から嫌われたくありません。

それなら黙っておくのが一番ですが、上司として、リーダーとして、立場上どうしても言わなければならない時があります。

「正直」は、そんな時にも使われる言葉です。

まとめ

人は話をする時、多少なりとも嘘が混じるものです。
もし、頭に浮かんだことを誰もが全部口にしていたら、世の中は滅茶苦茶になってしまうでしょう。

世の中に不可欠な本音と建前、その二つを繋ぐ架け橋が「正直」という言葉なのです。

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