あなたのまわりにも「なんか」が口癖の人、いませんか?
「なんかこっちが正しい気がする」
「なんか、今度の週末仕事に出るようにって、急に言われたんだけど」
「なんか、、、」
そんな人の性格や心理はどうなっているのでしょうか。
「なんか」の特徴
「なんか」という口癖は、適切な表現が思い浮かばない時や、言葉をつなぐために使われる言葉です。
「なんか」とは「なにか」の音変化です。
元となる「なにか」にはいくつかの意味がありますが、口癖として使う「なんか」に最も近いのは次の意味です。
なにか
(「デジタル大辞泉」より抜粋引用)
二《副詞「なに」+助詞「か」》 1 《「か」は副助詞》はっきりした訳もなく、ある感情が起こるさま。どことなく。なんだか。「何か気味が悪い」
このような、はっきりとしないモヤモヤとした感覚。
これが、「なにか」の正体です。
では、「なんか」を口癖として使うのは、どんな人なのでしょうか。
「なんか」を使う人の心理
「なんか」が口癖の人には、3つの心理が隠されているのです。
直感的に行動する
新しい人と出会ったとき、
なんか、この人とは長く付き合っていけそうだ
そう感じることがあります。
その直感に従ってその人との付き合いを続けたのなら、それは直感的に行動したと言えます。
このように、こちらが正しいだろうという結論にはたどり着きながらも、その原因が分からないでいるなら、それは直感で行動するタイプの人です。
不平や不満がある
金曜日の夕方、突然上司から呼ばれた鈴木さん。
上司から指示を受け、自分のデスクに戻り、同僚と話しています。
なんか、今度の週末仕事に出るようにって、急に言われたんだけど
納得はできないけれど従わなければならない時、人は不平や不満を感じます。
日ごろから、納得できないにもかかわらず相手の言うなりに行動してしまう人。
そんな人は、いつの間にか「なんで」が口癖になっています。
語彙力が足りない
田中さんは、新入社員の谷口さんへ仕事を教えています。
まずはこのリストへ必要事項を入力してね。終わったら、こっちの画面へ移動して、、、
「なんか、、、」
谷口さんは、こう言ったまま黙り込んでしまいました。
話し手の様子を観察し、直感的な行動でもなく、特に不平不満が原因でもなさそうなら、単に語彙力が足りず、考えを言葉にすることができないのかもしれません。
それか、分からないところが分からない、という状況かもしれません。
そんな人に対しては、
どこか分かりにくいところある?
ここの画面展開が分かりにくいのかな?
などと声をかけて、相手の考えを言葉に変換してあげるといいですね。
まとめ
「なんか」という口癖の原因は、直感行動、不平不満、語彙力不足の3パターンです。
使われる状況によっては、「なんか」が上から目線に感じたり、存在感アピールに思えるかもしれません。
しかし、元をたどれば結局この3つのどれかに該当する場合がほとんどです。
気になるあの人の「なんか」は、どれに当てはまるでしょうか?